決済のキャッシュレス化は私たちにとって最も身近な社会的課題ですが、決済手段をキャッシュレスに移行するだけでは、生活者の利便性向上や店舗の省力化は進みません。
生活者の財布には現金やクレジットカード以外にも、ポイントカードや会員証、診察券やクーポンなどたくさん入れられています。これではポイントカードやクーポンは別でレジに示す必要があり、利便性や業務効率は何も向上されません。またこれらの多くは個別のIDで管理され仕様も異なるため、情報を必要に応じて連携させて新たなサービスや価値を創り出そうにも、結果として生活者や店頭での手間を増大させることに繋がり、データ利活用の支障をきたす結果になり兼ねません。
(一社)スマートワレット協会は、決済だけではなく生活者の購買行動全体の利便性の向上と店舗の労働人口減少に伴う業務効率化に寄与する、新しい仕様の検討に着手します。具体的にはクレジットカード/デビットカード/プリペイドカードに搭載された国際標準規格準拠の非接触決済(NFC決済)とその他のサービスの同時処理を可能にし、「スマートワレット」として標準化することを目指すものです。
当協会は、生活者と企業の双方にとって利便性とセキュリティの高いサービスの提供に寄与するために設立された協会です。
■名称 | 一般社団法人スマートワレット協会 |
■理事 | 木下直樹(一般社団法人スマートワレット協会 事務局長) |
■理事 | 宮崎大輔(弁護士) |